【わたしのわごむはわたさない】たった一つの宝物が世界を広げる|ヨシタケシンスケ絵本レビュー

わたしのわごむはわたさない

『わたしのわごむはわたさない』は、ヨシタケシンスケさんらしい発想力とユーモアが全開の絵本です。たった一本の輪ゴムをめぐる女の子の想像は、日常から宇宙まで広がり、「自分だけの大切なもの」を持つ喜びを軽やかに描いています。子どもの哲学的思考を刺激する、ヨシタケワールド全開の一冊です。

目次

基本情報

項目内容
書名わたしのわごむはわたさない
作者ヨシタケシンスケ
出版社PHP研究所
対象年齢4〜8歳
ページ数40ページ

あらすじ(ネタバレなし)

女の子が一本の輪ゴムを持っています。「これはわたしの大切な輪ゴム。絶対に渡さない!」そのたった一つの宝物をめぐって、女の子の想像が次々と広がっていきます。

輪ゴム一本から宇宙規模の想像が展開されるヨシタケシンスケならではの飛躍。「自分だけのもの」「大切にする気持ち」「想像することの楽しさ」が、子どもにも分かりやすく伝わってきます。

読んでいると「あー、自分にも大切なものあるな」と子どもも大人も自然に考え始める絵本です。シンプルな設定から深いテーマを引き出すヨシタケシンスケの真骨頂。

ぼく

ぼくにも大切なものがある!ずっと持ってた石ころ。誰にも渡さないよ!

パパ

そうだね。自分だけの大切なもの、持っていいんだよ。この絵本の女の子みたいに、そのもので想像を広げてみるのも楽しいね。

パパ目線の感想・体験談

「輪ゴム一本で絵本一冊?」と思いながら手に取りましたが、読んで驚きました。輪ゴムというありふれたものから、こんなにも壮大な想像の世界が広がるとは。

息子には「自分の大切なものは何?」と聞いたことがありましたが、この絵本を読んでからは「なんでそれが大切なの?どんなことができる?」と一歩踏み込んだ会話ができるようになりました。

ヨシタケシンスケ作品の魅力は、子どもの哲学的思考を刺激するところです。「大切なもの」という普遍的なテーマを、輪ゴムという身近なアイテムで軽やかに描いています。大人が読んでも「確かに」とうなずける発見がある一冊です。

こんな子におすすめ

  • 「これわたしの!」と言いたがる時期の子ども
  • 想像力が豊かで考えるのが好きな子
  • ヨシタケシンスケ作品が好きな子・家族
  • 「大切なものとは何か」を一緒に考えたい
  • ちょっと変わった視点の絵本を探している

読み聞かせのポイント

女の子の想像が広がっていくシーンは、テンポよく読むと子どもがどんどん引き込まれます。「次はどうなると思う?」と途中で止めて予想させるのも面白い読み方です。

読み終わった後に「あなたの大切なものは何?それで何ができると思う?」と聞いてみてください。子どもの意外な答えと豊かな想像力に驚かされるはずです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 何歳から読めますか?

4歳頃から楽しめます。「自分のもの」という概念が芽生える時期にぴったりです。年齢が上がるほど想像力の部分をより深く楽しめます。

Q2. ヨシタケシンスケの入門にはなりますか?

はい、なります。発想の自由さと日常の「あるある」を組み合わせるヨシタケシンスケの魅力が凝縮されています。他の作品もきっと気に入ってもらえます。

Q3. 子どもの「わたしのもの!」という主張に使えますか?

はい、とても効果的です。「自分のものを大切にすること」と「他の人のものも大切にすること」を自然に考えさせてくれます。所有欲が強い時期の子どもにおすすめです。

まとめ

『わたしのわごむはわたさない』は、輪ゴム一本から広がる壮大な想像の世界が楽しい、ヨシタケシンスケらしい絵本です。「大切なものを持つ喜び」と「想像力の豊かさ」を子どもに伝えてくれます。

シンプルなテーマから深いメッセージを引き出すヨシタケ作品の真骨頂。ぜひ手に取ってみてください。

パパ

この絵本を読んでから、息子が拾った石ころを「ぼくの大切な石!」と大事にするようになりました。子どもにとっての「大切なもの」をもっと大切にしてあげようと改めて思いました。

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