この本の「ぎだいは、“おこられたときどうするか”です」
子どもたちだけで開かれる、ちょっとシュールでとっても真剣な“こどもかいぎ”。
『こどもかいぎ』は、子どもの本音とユーモアが詰まった、親子で笑って考えられる一冊です。
7歳の息子も「みんなで話すの楽しそう!」とびっくりしながら大笑い。
この記事では、親子の感想と5段階評価、図書館で探しやすい絵本データも掲載しています。
📖 この絵本との出会い
学校で「話し合い活動」が増えてきた7歳の息子が、「どうやって言えばいいの?」と戸惑っていた頃、図書館で見つけたのがこの『こどもかいぎ』でした。
「こどもが会議するの!?」と驚きつつ、「ぼくもやってみたい!」とワクワクしながらページをめくっていきました。
読んでみると、子どもたちが真剣に考えて、意見を出し合い、まとめていく様子がユーモアたっぷりに描かれていて、息子も「会議って楽しそう」と前向きに。
伝え合う力の大切さに、親子でハッとさせられる1冊です。
📖 絵本の内容
ある日、スーツ姿の子どもたちが会議室に集まって始めたのは「怒られたときどうするか」という議題。
「とりあえず泣く」「あやまりたくない」「むしろ命令してくる」など、子どもならではの自由でリアルな意見が飛び交います。
大人の会議をまねしているのに、話はどんどん脱線。でも最後には「ぎゅっとしてもらいたい」なんて本音も出てくる。
笑って共感しながら、子どもの気持ちに寄り添える絵本です。
👨 40歳パパの感想

「子ども目線のリアルな“会議”が秀逸」
読み聞かせながら「うちの子もこう思ってるのかも」と考えさせられました。
一緒に読みながら、「この時はどう思ってる?」「こっちの時は?」と子どもとの会話はずみました。
絵本を読みながら最近怒る日が多いなーと反省。
最後の“ぎゅっと”という答えに、“ぎゅっと”とされたら親は怒れなくなりますよ!
👦7歳ぼくの感想

うちのママはごめんなさいと言ったくらいでは許してくれませーん。パパが起こった時は本気で怖いでーす。
こっちも怒られたくないんです!こっちにもいろいろ理由があるんです!絵本のように友達と話し合うことが大切なんです!
友達のお父さんの話し聞くとうちのパパは優しい方かも。
子ども自身も「怒られたときどうするか」を真剣に考えるきっかけになったみたいで、怒られたときどうしてるかのリアル「こどもかいぎ」を学校で開いて見るらしいです。
⭐ 絵本レビュー評価(5段階)
評価項目 | ★ |
---|---|
子どもの食いつき | ★★★★★ |
読みやすさ | ★★★★☆ |
共感しやすさ | ★★★★★ |
読み聞かせのしやすさ | ★★★★☆ |
親の満足度 | ★★★★★ |
📚 こんな場面におすすめ
- 🗣️ 意見を言うことに苦手意識があるときに
- 🏫 小学校で話し合いや学級会が始まる時期に
- 👨👩👦 親子で“対話”について考えたいときに
- 😂 ちょっと笑えて、でも考えさせられる絵本を探しているときに
🔍 まとめ
『こどもかいぎ』は、子どもの気持ちと大人の視点をつなげてくれるユニークな絵本です。
家庭でも「こどもかいぎ」を真似してみたり、友達に「おこられたとき」どうしてるか話し合って見ると新しい発見があるはず。
親子で考え、笑って、ふれあえる時間をくれる1冊としておすすめです。
📝 絵本データ
- 書名:こどもかいぎ
- 作・絵:北村裕花
- 出版社:フレーベル館
- 発行年:2019年9月
- ISBN:9784577048337
- 対象年齢:6〜8歳向け絵本
図書館で探すなら「タイトル」か「ISBN」で検索!
作者:北村裕花 出版社:フレーベル館 書名:こどもかいぎ
※補足:同名タイトルのドキュメンタリー映画『こどもかいぎ』(監督:豪田トモ/2022年公開)もあります。
こちらは子どもたちが保育園で「かいぎ」をする姿を1年間追いかけた作品で、絵本とは直接の関係はありませんが、子どもの対話・感性のままさを感じられるドキュメンタリーとして親子で観るのもおすすめです。
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