『ぼくはいったいどこにいるんだ』は、ヨシタケシンスケさんによる「発想えほん」シリーズ第5弾。 “地図”をテーマに、今の自分・大切なもの・これからの未来を、遊び感覚で考えさせてくれる一冊です。 子どもには楽しく、大人にはじんわり刺さる、思考をひらく絵本です。
📖 この絵本との出会い
ヨシタケシンスケさんの絵本が好きで、図書館の新刊コーナーを見ていたときに目に留まりました。 タイトルの「ぼくはいったいどこにいるんだ」という言葉が、子ども向けなのに妙に哲学的。 息子も「え、どこって?」と不思議そうに手に取り、読み始めるとどんどん引き込まれていきました。 読み終わったあと、「これ、むずかしいけどおもしろいね」と言ったのが印象的でした。
📚 こんな場面におすすめ
- 🗺 ヨシタケシンスケ作品が好きな親子に
- 👦 ものごとを考えるのが好きな子に
- 📖 読んだあとに会話が広がる絵本を探しているとき
- 😊 子どもと一緒に「今の気持ち」を整理したいとき
📘 絵本の内容
主人公の男の子・ゆうくんは、お母さんに頼まれておつかいに出かけます。 ところが渡された地図は、ざっくりしすぎていてよく分かりません。
道に迷い、不安になったゆうくんは、「ぼくは いったい どこに いるんだ?」と考えます。 そこから、「地図って、わかりやすくするための絵なんだ」という気づきが生まれます。
すると発想はどんどん広がっていきます。
- 家の中を地図にしたらどうなる?
- 友だちとの距離を地図にすると?
- ぼくの一日、ぼくの今、ぼくのしょうらいは?
身の回りのこと、自分の気持ち、これからのことまで、すべてを「地図」にして考えてみることで、 「今どこにいるのか」「何が大事なのか」が少しずつ見えてきます。
難しい答えは出ませんが、考えること自体が楽しく、安心感のある読後を残してくれる構成です。

「大人にも刺さる“今の自分を見つめる絵本”。」
子ども向けの絵本ですが、読んでいて自分自身にも問いかけられているような気がしました。 忙しい毎日の中で「自分はいまどこにいるんだろう」と立ち止まるきっかけをくれる一冊。 説明しすぎないところが、ヨシタケさんらしくてとても良いです。

「ちずって、ばしょだけじゃないんだね。」
おうちのちずとか、きもちのちずがおもしろかった。 ぼくのしょうらいのちずをかんがえるところがすき。
⭐ 絵本レビュー評価(5段階)
| 発想のおもしろさ | ★★★★★ |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| 考えるきっかけ | ★★★★★ |
| 子どもウケ | ★★★★☆ |
| 大人の共感度 | ★★★★★ |
🔍 まとめ
『ぼくはいったいどこにいるんだ』は、自分と世界の関係をやさしく整理してくれる絵本です。 答えを押しつけるのではなく、「考えてみよう」と寄り添ってくれる構成が魅力。
子どもには遊び感覚で、大人には人生の棚卸しのように読める一冊。 親子で読んで、感じたことを話し合いたくなる絵本として、とてもおすすめです。
📝 絵本データ
- 作品名:ぼくはいったいどこにいるんだ
- 作者:ヨシタケ シンスケ(作・絵)
- ページ数:32ページ
- 対象年齢:5歳〜大人



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