「かたかたかた…」
窓の外から聞こえる、止まらない音。
怪談えほん第11巻『まどのそと』は、俳優・佐野史郎さんが作、ハダタカヒトさんが絵を担当した静かな恐怖の物語。
現実か夢か分からない不気味さが、じわじわと心に忍び寄る一冊です。
📖 この絵本との出会い
怪談えほんシリーズを読んでいる中で、まず目を引いたのが作者名「佐野史郎」。
俳優としても“怪しい雰囲気”をまとった印象のある方。
どんな怪談を書くのだろうと興味を持ち、手に取りました。
読み始めると、派手な出来事は起きません。
ただ、窓の外から聞こえる「かたかたかた」という音。
それだけなのに、なぜこんなに怖いのか。
静かな怖さが、夜の読書にぴったりの一冊でした。
📚 こんな場面におすすめ
- 🌙 じわじわ怖い怪談を読みたい夜に
- 👂 音で迫る恐怖を味わいたいとき
- 📖 怪談えほんシリーズを順番に読んでいる方に
- 🧠 想像力がふくらむ怖い絵本を探しているとき
📘 絵本の内容
物語は、眠れない夜から始まります。
窓の外から聞こえる、
「かたかたかた…」
止まらない音。
何が鳴っているのか。
風なのか。
誰かなのか。
はっきりとは描かれません。
それが逆に怖い。
現実なのか夢なのか、
境界があいまいなまま物語は進みます。
ハダタカヒトさんの緻密なイラストは、
暗闇や窓の外の気配を細部まで描き込み、
読者の想像を何倍にもふくらませます。
ページをめくるたび、
「まだ続くのか」と不安になる構成。
繰り返し読むと、
背景の細部や視線の向きなど、
新たな怖さに気づくタイプの作品です。
パパ派手な幽霊は出てきません。
でも、
“何かいるかもしれない”という気配こそが一番怖い。
この絵本は、その本質を突いてきます。
音だけで恐怖を演出する構成は見事。
大人のほうがゾクッとするかもしれません。
怪談えほんシリーズの中でも、
静かに怖い名作だと感じました。



「かたかたかた…」がこわい😭
まどのそと、見たくなくなる。
でも、もういっかい読んじゃった。
⭐ 絵本レビュー評価
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 怖さ | ★★★★☆ |
| 不気味さ | ★★★★★ |
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| じわじわ度 | ★★★★★ |
| 大人向け度 | ★★★★☆ |
🔍 まとめ
『まどのそと』は、音と気配で迫る静かな怪談えほん。
はっきり描かないからこそ、想像力が恐怖を大きくする。
夜に読むと、本当に窓の外が気になってしまう一冊です。
怪談えほんシリーズの中でも、“静寂系ホラー”が好きな方におすすめ。
📝 絵本データ
- 作品名:まどのそと
- シリーズ:怪談えほん 第11巻
- 作:佐野史郎
- 対象年齢:小学生〜大人
- ジャンル:怪談絵本/ホラー絵本
