『もう ぬげない』ヨシタケシンスケ絵本レビュー|絶望を笑いに変える

もうぬげない

「パパ、助けて〜!ぬげない〜!」
お風呂の前、脱衣所から聞こえてくる息子の叫び声。
今回ご紹介するのは、そんな子育て家庭の「日常の一コマ」を、最高に愉快な妄想物語に仕立て上げた大人気絵本『もう ぬげない』です。
40歳パパと7歳ぼくが、お腹を抱えて笑ったこの絵本の魅力と、そこから学んだ(?)意外な教訓をお届けします。

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  • ヨシタケシンスケ流の「究極のポジティブ思考」がわかる
  • 着替えを嫌がる子どもの気持ちが(面白おかしく)理解できる
  • 読み聞かせで絶対にスベらない!爆笑の32ページ
目次

📖 この絵本との出会い

出会いは、息子がまだ保育園児だった頃の読み聞かせイベントでした。
表紙に描かれた、服を頭に引っ掛けたまま「スンッ」と立っている男の子の姿を見た瞬間、息子と目が合い「これ、ぼくじゃん!」と大爆笑。

服を脱ぐのが苦手だった当時の息子にとって、この絵本はまさに「自分事」。
それ以来、わが家の本棚の特等席に置かれ、小学生になった今でも時々引っ張り出しては親子で笑っています。

📚 こんな場面におすすめ

  • 🛁 お風呂に入るのを渋る子どもの「気分転換」に
  • 😆 とにかく親子で「ゲラゲラ笑いたい」リラックスタイムに
  • 👕 自分で着替えを頑張っている時期の「応援」に
  • 🧠 柔軟な「発想の転換」や「ポジティブ思考」を育みたい時に

📘 絵本の内容

物語は、自分一人で服を脱ごうとした男の子の服が、頭に引っかかってしまうところから始まります。
「もう ぬげない。」
視界は遮られ、腕は上がったまま。まさに人生最大の一大事(本人的には)。

しかし、ここからがヨシタケシンスケワールドの真骨頂です。
「このまま一生ぬげなかったらどうしよう」という絶望から一転、男の子はぬげなくても、案外なんとかなるんじゃない?」と妄想を膨らませていきます。

ぬげないまま喉が乾いたら?ぬげないまま大人になって偉くなったら?
「不便を楽しむ」という超前向きな思考で、未来の自分を想像していく姿が、シュールで愛らしく描かれています。

パパ

親の目線で見ると、最初は「早くぬぎなさい!」と言いたくなるような場面ですが、子どもの頭の中ではこんなにも壮大な物語が繰り広げられているのか…と感心してしまいました。
「できないこと」を「それでいい」と受け入れ、むしろ楽しんでしまう主人公の姿には、大人も教えられるものがあります。
人生、どうしても上手くいかない「ぬげない状態」の時がありますが、「ま、いっか」と面白がる力があれば、どこまでも生きていける。
そんな深い?メッセージを、ヨシタケ流のユーモアで包み込んだ傑作だと思います。
お母さんが最後に「ハイハイ」と助ける現実的なオチも、親として共感しかありません!

ぼく

「ぼくもたまに服がひっかかって『あー!』ってなるけど、この子みたいに『ぬげなくてもいいや』って思ったことはなかった!
服がぬげないまま友達ができるところとか、お腹が出てるところが面白すぎる。
最後のページは、やっぱりヨシタケさんだなぁ!って感じの笑えるおわりかただったよ。」

⭐ 絵本レビュー評価

評価項目評価
おもしろさ★★★★★
読みやすさ★★★★★
学び★★★★☆
親子おすすめ度★★★★★

🔍 まとめ

どんなピンチも「ま、いっか」で乗り切る、人生に大切な「適当さ」を学べる。

『もう ぬげない』は、子どもの「困った!」を「面白い!」に変えてくれる魔法のような絵本です。
理屈抜きに笑えるので、読み聞かせが苦手なパパにも自信を持っておすすめできます。

読み終わった後は、きっとお子さんがわざと服を引っ掛けて「もうぬげな〜い」と遊び始めるはず。
そんな親子の他愛ない時間を、最高に楽しくしてくれる一冊ですよ。

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📝 絵本データ

  • 作品名:もう ぬげない
  • 作者:ヨシタケシンスケ
  • 発売年:2015年
  • 対象年齢:3歳〜(小学生でもずっと楽しめます)
  • ジャンル:ユーモア絵本、妄想
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