「あとちょっとだけ待ってね」
「えー!あとどのくらい?」
育児をしていると、一日に何度も繰り返されるこのやり取り。パパとしては「少しは待ってくれよ…」と思うこともありますが、実は子どもにとって「待つ」のは一生の課題なのかもしれません。
今回ご紹介するのは、ヨシタケシンスケさんの作品『まてないの』です。
せっかちな女の子が、赤ちゃんからおばあちゃんになるまで、人生のあらゆる場面で「待てない!」と悶絶する姿をユーモラスに描いた、親子で大爆笑間違いなしの一冊です。
この絵本との出会い
週末、カップラーメンにお湯を入れて「3分待ってね」と言った瞬間、息子が「まだ?あと何秒?もういい?」とキッチンをうろうろ。
その姿を見て、「これ、あの絵本の主人公そのものだ!」と思い出し、本棚から引っ張り出してきたのが出会いでした。ヨシタケシンスケさんの描く「人間らしさ」は、いつも僕たち親子の日常にスッと入り込んできます。
ここがおすすめ!お気に入りポイント
- 人生の「待てない」をフルコースで! 👶👵
赤ちゃん時代のミルクから、学生時代のテスト終了、そしておばあちゃんになってからの「アレ」まで、一生分を駆け抜けます。 - 待ち時間の「過ごし方」が斬新 🤸♂️
ただ待つのが嫌だからといって、変なポーズをしたり、突飛な想像をしたり…そのシュールな姿に息子は大ウケ! - 「楽しみ」があるからこそ待てない 🎁
待てないのは、その先に「嬉しいこと」があるから。そんな当たり前のことを、優しく気づかせてくれます。
どんな内容?(あらすじ)
物語の主人公は、とにかく「待つこと」ができない女の子。
赤ちゃんの時はミルクが来るまでが待てない。
幼稚園ではおやつが待てない。
小学生になれば、遠足の日が来るのが待てない。
成長して大人になっても、彼女の「待てない性分」は変わりません。デートの相手が来るのが待てない、荷物が届くのが待てない…。
そんな彼女がおばあちゃんになった時、最後に「待っていたもの」とは?
人生という長い時間の中にある、たくさんの「待ち時間」をヨシタケ流のユーモアで包み込んだ物語です。
パパせっかちなのは「期待」の裏返し!
読み終わって、息子を急かしてばかりだった自分を少し反省しました。
主人公が「待てない!」とジタバタするのは、その先に楽しみな未来があるからなんですよね。息子が「早くごはん!」と言うのも、僕の作ったごはんを楽しみにしてくれている証拠(だと信じたい)。
「待てない時間」も、実は幸せな時間の一部なんだと思えると、少しだけ心にゆとりが持てるようになりました。



ぼくもおばあちゃんになっても待てないかも!
「パパ、この子、お湯入れる前から『まだ?』って言ってるよ!ぼくと一緒だね!」
息子は自分とそっくりの主人公に親近感爆発。特に、おばあちゃんになっても相変わらず「待てない」シーンを見て、「ぼくも大人になっても、ずっと『まだかな?』って言ってる気がする!」と笑っていました。
どうやら「待てないこと」が、ダメなことではなく、面白い個性のひとつとして彼の中に落ちたようです。
親子での評価表
| 項目 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 笑える度 | ★★★★★ | どの世代でも「あるある」です |
| 共感度 | ★★★★★ | 待つのが苦手な子は必読! |
| 読みやすさ | ★★★★☆ | テンポよく人生を駆け抜けます |
| パパの癒やし度 | ★★★★☆ | イライラが笑いに変わります |
まとめ:POINT
💡 この本のポイント
- 「待てない」という感情を肯定してくれる。
- 赤ちゃんからおばあちゃんまで、人生の時間の流れを感じられる。
- 読み終わった後、子どもの「まだ?」に優しくなれる。
せっかちな子も、のんびり屋の子も、そして毎日忙しく働くパパも。みんなで「待てない!」を笑い飛ばせる、最高の一冊ですよ。
絵本データ
- タイトル:まてないの
- 作・絵:ヨシタケ シンスケ
- 出版社:PHP研究所
- 対象年齢:3歳〜大人まで
