【ぼくのねこ ポー】2025年課題図書|心揺れる友情の物語|

ぼくのねこぽー ▶6〜8歳向け絵本

2025年小学校低学年向け課題図書『ぼくのねこ ポー』は、少年と猫、転校生との出会いを通して「思いやり」や「選択」を優しく描く物語です。

7歳の息子と40歳パパが、読み進めるほどに胸が締め付けられる葛藤に共感し、深い感動を味わいました。


📖 この絵本との出会い

2025年課題図書コーナーで見つけた『ぼくのねこ ポー』。
絵本ではなく児童書の域に入るであろう少し厚めで文字数も多い本になります。表紙のねこのポーが印象的で、タイトルに惹かれて手に取りました。読んでいくと、少年の心情がリアルに描かれており、親子で深く考える時間になりました。


📚 こんな場面におすすめ

  • 😺 ペットや動物への思いやりを育みたいときに
  • 🏫 友達や転校生との関係に戸惑いを感じたときに
  • 📝 読書感想文や作文の題材に
  • 👪 家族で“選択と葛藤”について話し合いたいときに

📘 絵本の内容

放課後、少年とおるは塀の上で寝ているネコに出会い、捨て猫かと思い家に連れて帰り「ポー」と名付けて飼うことに。

しかし、クラスに転校してきた森くんが、行方不明の家族の猫を探していると知り、とおるの気持ちは不安でいっぱいに。

「ポー」を返すべきか、自分の大切な気持ちとの間で揺れ動く繊細な選択と葛藤が描かれています。


👨 パパの感想

ぱぱ
ぱぱ

ゆっくりと響いてくる優しさと責任感。 ペットを飼うという単純な喜びだけでなく、「他人の気持ちや命をどう考えるか」が問いかけられます。

子どもにとって「正しさ」と「自分の気持ち」の間で葛藤する経験は、実はとても貴重な成長の機会だと感じました。
この絵本では、ポーという猫の存在を通して、思いやり・責任・友達との関係といった複数の感情が絡み合いながら描かれております。

一見シンプルな話なのに、子どもの心にそっと入り込むような深いテーマを持っていて、大人が読んでも胸に残る絵本です。


👦 ぼくの感想

ぼく
ぼく

ねこを返すのはイヤだけど、森くんの気持ちもわかるし、どうすればよかったのかすごく悩んだ。

ぼくだったらちゃんと「話す」ことができるかな?って思った。ポーがすごくかわいくて、ずっといっしょにいたい気持ちもすごくよくわかった。

最後にポーのことを考えて決めたのがすごいと思った!


⭐ 絵本レビュー評価(5段階)

感情の描写力★★★★★
共感度★★★★★
読みやすさ★★★★☆
子どもウケ★★★★☆
親の読み応え★★★★★

🔍 まとめ

『ぼくのねこ ポー』は、ただの動物エピソードではなく、自分の幸せだけでなく「誰かの幸せを考える選択」という奥深いテーマを内包した絵本です。

2025年課題図書としてふさわしい内容で、読書感想文や家族の対話にぴったり。

子ども自身が“何が正しいか”を想像しながら読むことで、心の成長につながります。

児童書の域に入る文字数とページ数ですがぜひ子ども自身で読んで欲しいおすすめの1冊です。


📝 絵本データ

  • タイトル:ぼくのねこ ポー
  • 作:岩瀬 成子
  • 絵:松成 真理子
  • 出版社:PHP研究所
  • 発行年:2024
  • ISBN:978-4-569-88162-1
  • ページ数:70〜80
  • ジャンル:幼年童話・友情・課題図書(小学校低学年)

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