「これはりんごかもしれない…でも、ちがうかも?」
『りんごかもしれない』は、たった一枚のりんごのイラストから、子どもと大人の想像力がどこまでも広がるユニーク絵本です。
「りんご」から「怪獣」「UFO」「おばけ」まで、想定外の発展と予想外の解釈が連続する展開に、5歳〜7歳の子どもたちはもちろん、大人も「なるほど!」と感心しながら笑って読み進めます。
この記事では、親子でのリアルな感想や5段階評価、図書館や書店でも探しやすい絵本データを交えながら、想像力を育てたいご家庭にぴったりの一冊をご紹介します。
📖 この絵本との出会い
久しぶりのヨシタケシンスケシリーズで『りんごかもしれない』。
「え? これがりんごじゃないかもしれないの!?」と、息子が興味津々で手に取りました。その場で少し読んでみると、ページごとにどんどん広がる“もしも”の世界にふたりで大笑い。「ぼくも考えてみたい!」と、自分なりの“りんごじゃない何か”を想像し始めたのが印象的でした。
📚 こんな場面におすすめ
- 🧠 想像力や発想力を育てたいときに
- 😂 親子で笑いながら読みたい夜のひとときに
- 🎨 お絵描きや工作の前にインスピレーションを得たいときに
- 📚 おうちでの読み聞かせに
- 💬 子どもと会話を広げたいときに
📘 絵本の内容
作者・ヨシタケシンスケさんによる本作は、最初にシンプルな“りんご”のイラストが描かれます。
そこから「もしかして怪獣?」「UFO?」「トンネル?」と、子どもの目線そのままに連想ゲームが始まります。
どんどん展開が変化しても、“りんご”とつなげようとする発想の豊かさに、大人もハッとする瞬間がいっぱい。
最後には「やっぱりりんごかもね」と落ち着く構成で、安心感と意外性を同時に味わえます。
👨 パパの感想

シンプルなのにすごい!想像力の爆発を目の当たりにした感じです。息子が“これは◯◯かもしれない!”と次々発想するたびに、パパも一緒に考えて、一冊でコミュニケーションが増えました。目で見て、実際に触ってと五感で感じても実際は違うものなのかもしれないですね。。。
絵も見てて可愛いですし、想像すると楽しい絵本です。
👦 ぼく(7歳)の感想

りんごじゃなかったらなんなのさ?りんごが怪獣?になるなんておもしろすぎ!
ぼくなら“りんごロケット”って言ったよ!
かもしれないけど違うんだよ!怪獣かもしれない!けど違うんだなー!
子ども自身も次の展開を予想しながらページをめくり続けて、「もっとやりたい!」と発想遊びが止まりませんでした。
⭐ 絵本レビュー評価
評価項目 | ★ |
---|---|
子どもの好奇心 | ★★★★★ |
読みやすさ(展開リズム) | ★★★★☆ |
想像力の刺激度 | ★★★★★ |
読み聞かせしやすさ | ★★★★★ |
親子の会話促進力 | ★★★★★ |
🔍 まとめ
『りんごかもしれない』は、たった一枚のイラストから始まる想像力と発想を楽しむ絵本です。
親子で「これは何だろう?」という問いを共有しながら、笑いと発見を味わえる点が魅力。
ヨシタケシンスケの絵も素敵で、内容も考えさせられます。かもしれないがくせになり子どもとの会話が進みます。目に見えるものなんて全体からしたらほんの少ししかないのかもしれないと感じさせれれました。「親子で一緒に考える時間」を増やしたい家庭や、創造力を育む幼児教育を意識する方に特におすすめの一冊です。
📝 絵本データ
- 書名:りんごかもしれない
- 作・絵:ヨシタケシンスケ
- 出版社:ブロンズ新社
- 発行年:2013年
- ISBN:9784893095626
- 対象年齢:3歳〜7歳
図書館や書店で探すときは「タイトル」または「ISBN」で検索!
作者:ヨシタケシンスケ 出版社:ブロンズ新社 書名:りんごかもしれない
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