2026年の課題図書(小学校低学年の部)『まこちゃんとコトバロボ』。読んだはいいけれど、「感想文に何を書けばいいの?」と親子で固まっていませんか。
この記事では、実際に息子と読んだ経験をもとに、低学年でも書ける感想文の組み立て方・書き出し例文3パターン・原稿用紙2枚の構成テンプレートをまとめました。
読者ママ課題図書は読み終わったんです。でも「おもしろかった」以外の言葉が出てこなくて……



低学年あるあるです。実はこの本、「うまく言えない気持ち」がテーマなので、まさに「感想が言えない」その状態こそが感想文の材料になるんですよ。
『まこちゃんとコトバロボ』はどんな本?あらすじ紹介
主人公のまこちゃんは、言いたいことがうまく言葉にできない女の子。そこにやってきたのが、どんな気持ちも正確な言葉に変えてくれるロボット「コトバロボ」です。最初は頼り切っていたまこちゃんが、だんだん「自分の言葉で伝えること」の意味に気づいていく物語です。
書籍情報
| タイトル | まこちゃんとコトバロボ |
| 作 | 村上しいこ |
| 出版社 | 佼成出版社 |
| 対象 | 2026年課題図書(小学校低学年の部) |
親子で読んだリアルな反応



コトバロボ、さいしょは「ぼくもほしい!」って思った。でもよんでたら、なんかちがうなって。



この「なんかちがうな」が、この本の一番おいしいところです。ロボットが代わりに言ってくれるのは便利なのに、なぜか相手に届かない。子ども自身が違和感に気づける作りになっているんです。
息子は「まこちゃんが友達にうまく話せなくてもじもじしてるとこ、わかる気がした」とポツリ。この共感こそが、感想文の核になります。



コトバロボがかわりにしゃべったとき、ともだちの顔がうれしそうじゃなかったんだよね。ちゃんとまこちゃんが言わないと、つたわらないんだって思った。



たどたどしくても、自分の口から出た言葉のほうが相手に届く——大人が読んでもはっとするテーマです。ロボットやAIが身近になった今の子どもたちにとって、コトバロボはすごくリアルな存在。だからこそ「機械が代わりにやってくれる時代に、自分でやる意味」を考えさせるこの本が課題図書に選ばれたんだと思います。
読書感想文の書き方【2026年課題図書・低学年】
書き方のポイント3つ
- 「自分がうまく言えなかった経験」とつなげる:友達に謝れなかった、発表で言葉が出なかった——具体的な1回の出来事を思い出させると一気に書けます
- 「コトバロボがいたらどうする?」を考える:ほしい?いらない?その理由を書くだけで立派な意見文になります
- まこちゃんが変わった場面を1つ選ぶ:「なぜ自分で言えるようになったのか」を子どもなりの言葉で説明できれば満点です
「心に残った場面」に迷ったら:候補は3つ
低学年の子は「どの場面を書くか」で止まりがち。この本なら、次の3場面のどれかを選べばまず外しません。
- まこちゃんがもじもじして言えない場面:「自分も同じことがある」と書きやすい共感ポイント
- コトバロボが代わりに話したのに、友達の反応がうれしそうじゃなかった場面:「なぜだろう?」を自分の言葉で考えると深い感想文に。
- まこちゃんが最後に自分の言葉で伝えた場面:「読んでいてどんな気持ちになったか」をそのまま書けばクライマックスの感想になる。
親子で「どの場面がいちばん好き?」と聞いて、子どもが選んだものを採用しましょう。選んだ理由を話させて、それをメモ。。。それがそのまま感想文の中身になります。
書き出し例文3パターン
①自分の経験から入る(おすすめ)
ぼくは、いいたいことがうまくいえないときがあります。だから、まこちゃんの気もちがすごくよくわかりました。
②「もしも」から入る
もしもコトバロボがいたら、ぼくはさいしょ「ほしい」と思いました。でも、この本をよんで、その気もちがかわりました。
③いちばん心に残った場面から入る
まこちゃんがさいごにじぶんのことばで話せたとき、ぼくは心の中で「がんばれ」といっていました。
感想文の構成テンプレート(原稿用紙2枚)
| 段落 | 書くこと | 分量目安 |
|---|---|---|
| ①はじめ | 書き出し例文+この本を選んだ理由 | 3〜4行 |
| ②あらすじ | まこちゃんとコトバロボの紹介(短く!) | 3〜4行 |
| ③心に残った場面 | 選んだ場面+そのとき自分がどう思ったか | 6〜8行 |
| ④自分の経験 | 自分の「うまく言えなかった」出来事 | 6〜8行 |
| ⑤まとめ | これからどうしたいか(例:自分のことばで言ってみたい) | 3〜4行 |



コツは③と④に分量を寄せること。あらすじを長く書きがちですが、先生が読みたいのは「あなたがどう感じたか」です。
まとめ(さいごの段落)の例文2パターン
①これからの自分につなげる
ぼくもこれからは、まこちゃんみたいに、じぶんのことばでつたえてみたいです。うまくいえなくても、じぶんでいうことがだいじだとわかったからです。
②本への感謝で締める
この本をよんで、ことばはロボットにたのむものじゃなくて、じぶんの心からだすものだとおもいました。まこちゃん、おしえてくれてありがとう。
よくあるつまずきQ&A
Q1. あらすじばかり長くなってしまう
A. あらすじは「まこちゃんは、いいたいことがうまくいえない女の子です。あるひ、コトバロボがやってきました」の2文で十分。残りは全部「自分の話」に使いましょう。
Q2. 「おもしろかった」しか出てこない
A. 「どこが?」と聞くより「〇〇の場面のとき、どんな顔してた?」と場面を指定して聞く方が言葉が出ます。読んでいるときの子どもの表情を親が覚えておいて、「あのときちょっと止まってたよね」と水を向けるのも効きます。
Q3. 原稿用紙2枚が埋まらない
A. ④自分の経験パートを「いつ・どこで・だれに・なんて言えなかったか・そのときどんな気持ちだったか」の5点セットで書くと、それだけで半ページ埋まります。
親のサポートのコツ
書かせる前に、「うまく言えなかったこと、最近あった?」と会話してメモを取るのが一番効きます。子どもが話した言葉をそのまま原稿用紙に写せばいいので、「書けない」が「書き写すだけ」に変わります。



会話をメモして写す、なら手伝えそう!「おもしろかった」から一歩進めそうです。
まとめ:「うまく言えない」は最高の感想文材料
- この本のテーマは「自分の言葉で伝えること」。子どもの「うまく言えない経験」とつなげれば必ず書ける
- 書き出しは3パターンから選ぶだけ。構成は5段落テンプレートで
- あらすじは短く、「心に残った場面+自分の経験」に分量を寄せる
📚 あわせて読みたい
この本の詳しいレビューと、2026年課題図書のランキング・本選びのコツはこちら。







