「宇宙でウンチってどうするの?」息子が以前そう聞いてきたとき、正直うまく答えられませんでした。そんな折、2026年の読書感想文課題図書に選ばれたこの1冊を手に取り、親子で一緒に謎を解き明かすことになりました。科学絵本なのに笑えて、読み終わったあとにちゃんと「すごい!」と思える、なんとも痛快な本です。
パパ「宇宙のトイレ問題」がこれほど奥深いとは。子どもと笑いながら科学を学べる稀有な1冊でした。



宇宙でウンチするのってめちゃくちゃ大変なんだ!!なんで早く教えてくれなかったの!?
あらすじ
宇宙は人類最後の開拓地——でも科学者たちが直面したのは、意外な問題でした。「宇宙空間に快適なトイレを作るにはどうするか?」。重力のない宇宙では、ウンチもオシッコも浮いてしまいます。その問題を解決しようと、何十年もかけて研究者たちが取り組んできた歴史と工夫を、ユーモアたっぷりの絵とわかりやすい文章で紹介する科学絵本です。
読んでみた感想



パパ、これ表紙からもうおもしろそう!ウンチって書いてあるし(笑)。ぼく宇宙めっちゃ好きだから絶対おもしろいやつだ!



最初はタイトルに笑っちゃったんだけど、読み始めたら全然ふざけた本じゃなかったよ。宇宙開発の歴史とトイレ問題がこんなにリンクしてるなんて、パパも知らなかったな。



最初の宇宙飛行士さんって、袋でウンチしてたんでしょ!?絶対やだ〜!!どうやって袋に入れるの?浮かんじゃうじゃん!



そうそう、無重力だから本当に浮いちゃうんだよ。だから宇宙飛行士たちが何十年もかけてトイレを改良してきたわけ。問題を見つけて、試して、失敗して、また改良して——これって科学の基本的な考え方なんだよね。



今の宇宙ステーションのトイレはちゃんとしてるんだね!すごい!ぼくも宇宙飛行士になりたいけど、トイレが大変なら……うーん、でもなりたい!



(笑)そのくらいの覚悟があれば大丈夫だよ。笑えるんだけど読み終わったあとに「研究者ってすごいな」ってじわじわ来るんだよね。ひとことで言うなら「笑いながら本格科学と出会える絵本」かな。
- ウンチというテーマで一気に引き込む…でも中身は本格科学絵本
- 問題→試行錯誤→解決の流れで、科学的思考が自然に身につく
- 笑いながら「研究者ってすごい」と心から思える構成
この絵本ならではの魅力
この本の最大の魅力は「子どもが絶対に食いつくテーマ」と「本格的な科学内容」の掛け合わせです。ウンチというワードは子どもが大好き。だからこそ最初のページから一気に引き込まれます。絵もポップでユーモラスで、困り顔の宇宙飛行士のイラストは思わず笑顔になります。
単なる「おもしろ雑学」にとどまらず、問題→試行錯誤→解決という科学的な思考プロセスが自然に学べる構成になっています。2026年の読書感想文課題図書に選ばれたのも納得で、「驚いたこと・知らなかったこと・これからどうなるか」が書きやすく、感想文ネタが豊富です。
こんな子・こんな家庭におすすめ
- 小学校中学年(3〜4年生)のお子さん(課題図書の対象学年)
- 宇宙・科学・乗り物好きの子ども
- 読書感想文のテーマに悩んでいる家庭
- 図鑑は好きだけど文章が多い本は苦手な子
- 笑いながら親子で科学を楽しみたい家庭
- 「一番驚いたこと」を起点に書く(無重力でウンチが浮く、初期は袋で処理…など)
- 研究者たちの「あきらめない姿勢」から感じたことを書く
- 「もし自分が宇宙飛行士だったら?」という視点で想像を広げる
- 宇宙開発と身近な生活のつながりについて考える
まとめ:笑いと驚きで宇宙が好きになる1冊
ウンチというとっつきやすいテーマから、宇宙開発の歴史と科学的思考を学べる傑作絵本です。課題図書としても、純粋な読み聞かせとしても大満足の1冊。ぜひ親子で声に出して読んでみてください。



ぼく、将来宇宙飛行士になったらトイレの研究もする!



それは頼もしい(笑)。夏休みの読書感想文、これで決まりだね。気になる方はぜひ手に取ってみてください。
書籍情報
| タイトル | 宇宙でウンチ みんなの知らない宇宙トイレのひみつ |
|---|---|
| 作 | A.ボンドー=ストーン & C.ホワイト |
| 絵 | L.ケンセス |
| 訳 | 千葉茂樹 |
| 出版社 | あすなろ書房 |
| 発売日 | 2025年2月 |
| ページ数 | 32ページ |
| 定価 | 1,650円(税込) |
| 対象 | 小学校中学年〜 |
| 備考 | 2026年 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書(小学校中学年の部) |

