『なつみはなんにでもなれる』は、ヨシタケシンスケさんによる子どもの自由な発想と想像力を全肯定してくれる絵本です。「なつみはね、〇〇になれるんだよ!」という言葉から広がる世界は、大人が思わず忘れてしまった”想像する楽しさ”を思い出させてくれます。子どもの哲学的思考を刺激するヨシタケワールド全開の一冊です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | なつみはなんにでもなれる |
| 作者 | ヨシタケシンスケ |
| 出版社 | PHP研究所 |
| 対象年齢 | 3〜7歳 |
| ページ数 | 40ページ |
あらすじ(ネタバレなし)
なつみは、なんにでもなれます。動物でも、食べ物でも、乗り物でも——なつみが「〇〇になったよ!」と言うと、家族みんながそれを当てようとします。でも、なつみのなりきりはどんどん難しくなって……?
「これは何にでもなれるよ」というシンプルな設定から、ヨシタケシンスケならではの大胆な想像力の展開が始まります。なつみのなりきりは斬新で、時にシュールで、でもよく考えると「確かに!」と納得させられます。
読み聞かせ中に「次は何になるんだろう?」と子どもが予想しながら読める参加型の絵本です。子どもの哲学的思考と想像力を刺激するヨシタケシンスケ作品の中でも、特に盛り上がる一冊です。
ぼくなつみちゃん、いろんなものになれてすごい!ぼくもなんにでもなれるかな?



もちろん!なつみちゃんみたいに想像すれば、何にでもなれるよ。やってみようか?パパが当ててあげるよ!
パパ目線の感想・体験談
図書館でヨシタケシンスケさんのコーナーを見ていたとき、息子が真っ先に手に取ったのがこの絵本でした。表紙のユニークなポーズを見て「これなに?」と興味津々。
読み始めると、「え、そんなのにもなれるの?」とツッコミを入れながら、最後まで楽しそうに聞いていました。なつみのなりきりがどんどん予想外の方向に進むので、我が家でも「次は何だと思う?」と競争しながら読みました。
親として特に感じたのは、子どもの発想を止めずに受け止める大切さです。「そんなのになれないよ」と否定するのではなく「なるほど、確かに!」と受け入れる姿勢——なつみのお父さんがそれを体現していて、読んでいてじんわりしました。
こんな子におすすめ
- 想像力が豊かで「なりきり遊び」が好きな子
- 3〜5歳のごっこ遊びが全盛期の子
- ヨシタケシンスケ作品が好きな子・家族
- 読み聞かせで一緒に参加できる絵本を探している
- 子どもの「すごいね!」を引き出したい親御さん
読み聞かせのポイント
この絵本は、なつみが「なりきるもの」を当てるクイズ形式で読むのが一番楽しい方法です。「さて、なつみは何になったでしょう?」と一度ページを止めて子どもに考えさせてから、次のページを開いてください。
読み終わった後は「じゃあ、今度は○○ちゃんが何かになってみて!パパが当ててあげる!」と遊びに発展させると、絵本の世界が現実に広がります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 何歳から読めますか?
3歳頃から楽しめます。なりきり遊びが好きな年齢にぴったりです。文字数も少ないので、2歳後半から絵を見て楽しむこともできます。
Q2. 他のヨシタケ作品と比べてどんな特徴がありますか?
「りんごかもしれない」などの「考える」系より、「参加して楽しむ」要素が強い作品です。読み聞かせ中に子どもが一緒に参加できる点が特徴で、親子のコミュニケーションツールとして優秀です。
Q3. 繰り返し読んでも楽しめますか?
はい、何度読んでも楽しめます。毎回「次は何になるんだろう」と予想できますし、子どもが大きくなると自分でもっと高度な「なりきり」を考え出します。長く愛読できる一冊です。
まとめ
『なつみはなんにでもなれる』は、子どもの想像力と哲学的思考を刺激するヨシタケシンスケの傑作です。なりきり遊びを通して、発想の自由さと子どもの発想を受け入れることの大切さを伝えてくれます。
読み聞かせが盛り上がること間違いなし。ぜひ親子でなつみのなりきりに挑戦してみてください。



なつみのなりきりに「当ててあげる!」と挑戦したら、全然当たらなくて息子に笑われました。子どもの発想はほんとうに自由で豊か。この絵本がきっかけで、我が家でなりきりゲームが定番になりましたよ。
