「怪談えほん、どれから読めばいい?」
「子どもに読ませても大丈夫?何歳から読める?」
「シリーズは全部で何冊あるの?」
そんな疑問に、実際に読んだ小学1年生の息子とパパがまとめてお答えします。
- 怖さ・読みやすさ・余韻で選んだおすすめTOP5
- 何歳から読める?対象年齢の目安
- 全部で何冊ある?シリーズ一覧
- はじめて読むならどれ?タイプ別ガイド
怪談えほんシリーズは、一冊ごとに作家・画家が異なり、まったく違う「怖さ」が体験できる本格ホラー絵本。子どもから大人まで虜にする、唯一無二のシリーズです。
ぼく読んだあと、天井とか鏡をつい確認しちゃう…でもまた読みたくなる不思議な怖さなんだよ!



大人も本気で怖い。しかも読後にずっと余韻が残る。これほど「怖さの質」が高い絵本は他にないと思っています。
今回は特に怖かった5冊を、子どもとパパそれぞれのリアルな感想つきでランキング形式で紹介します。
怪談えほんシリーズとは?
怪談えほんは、岩崎書店が2011年から刊行している本格ホラー絵本シリーズ。東雅夫が編集を手がけ、宮部みゆき・京極夏彦・恩田陸など一流の小説家が文を書き、気鋭のイラストレーターが絵を担当しています。
一冊ごとに作家と画家の組み合わせが異なるため、怖さのテイストがまったく違います。ショック系・じわじわ系・心理系など、読者の好みに合わせて選べるのが大きな特徴です。
シリーズは全部で何冊ある?
2026年現在、メインシリーズだけで16冊以上が刊行されています。毎年夏を中心に新刊が発売されており、今後もシリーズは続く予定です。
当ブログではシリーズの多くを個別レビューしています。各作品の詳細はランキング内のリンクから確認できます。
何歳から読める?対象年齢の目安
シリーズ全体の目安は小学校低学年〜大人ですが、作品によって怖さの強度が異なります。
- 小学校低学年〜:帰り道、はこ(怖さ控えめ・入門向け)
- 小学校中学年〜:かがみのなか、おめん(じわじわ系)
- 小学校高学年〜大人:いるのいないの(強烈な余韻・本格派)



怖がりの子には「帰り道」や「はこ」から。慣れてきたら「いるのいないの」へ進むのが我が家のルートです。
👑 おすすめランキングTOP5
怖さ・読みやすさ・読後の余韻の3軸で選んだランキングです。
🥇 第1位:いるの いないの(京極夏彦・町田尚子)
「見たら、いる。見なければ、いない。」
天井の暗闇に何かがいる——その一言が頭から離れなくなる、シリーズ最高傑作。ページをめくるたびに高まる緊張感と、読み終わった後に残る「気配」が絶品です。絵の迫力も物語の余白も計算されつくしており、子どもだけでなく大人が読んでも本気で怖い一冊。



天井が気になって眠れなくなった…怖いけどまた読みたくなる、不思議な怖さ!



読んだ瞬間より”読み終わった後”が怖い。怪談絵本の最高峰だと思います。絵と物語の余白がとにかく絶妙でした。


🥈 第2位:おめん(夢枕獏・辻川奈美)
かぶれば相手を呪える——その一線を越えたとき、何が残るか。
嫉妬・呪い・心の闇。人間の「よくない感情」をテーマにした心理怪談です。ストーリーは静かに進むのに、読み終わると長くざわつきが残ります。「子どもより大人の方が刺さる」という声も多い問題作。ホラーの怖さより人の怖さを描いた一冊です。



おめんをかぶったらどうなるのか、本当にやってみたくない…でも続きが気になる!



表面は静かなのに深く刺さる。大人の方が考えさせられる絵本です。人の心の黒い部分がこんな形で描かれるとは…。


🥉 第3位:かがみのなか(恩田陸・樋口佳絵)
毎日見ている鏡の中の”自分”が、少しずつ変わっていく。
違和感の積み重ねで恐怖を生む、緻密な心理ホラー。目に見える変化はほんのわずかなのに、ページを重ねるたびに「おかしい」という感覚が膨らんでいきます。読み終わった後に鏡を見るのがちょっと怖くなります。



鏡の中の顔が少しずつ違うのがめっちゃ怖かった。夜は絶対鏡見ない!



微細な変化で恐怖を積み上げる手法が見事。読後に鏡を二度見してしまいました。


🏅 第4位:帰り道(有田奈央・羽尻利門)
いつもの道なのに、今日はどこかおかしい。
“静かなホラー”の教科書とも言える一冊。道がズレていく感覚、ただならぬ空気感——説明せずに不気味さを伝える構成が光ります。絵のタッチが美しく読みやすいため、怪談えほん入門としておすすめ。



いつもの道なのに変になっていくのが怖かった。帰り道で間違えないようにしようと思った!



大きな恐怖ではなく”違和感の積み重ね”で怖がらせる。静かで質の高い怪談でした。


🎖 第5位:はこ(小野不由美・nakaban)
赤い箱が開く。物が消える。でも、理由は説明されない。
「説明しない恐怖」のお手本のような絵本です。身の回りのものが少しずつなくなっていく——そのじわじわとした不安感が積み重なり、怪異の正体を想像させます。文章が短くテンポよく読め、シリーズ入門に最適。



箱がひとりでに開いたり閉まったりするのが怖かった。中に何が入っているのかドキドキした!



静かで淡々としているのに、不安だけがずっと残り続ける。シリーズ入門に最適な一冊です。


📊 シリーズ比較表
| 作品名 | 怖さ | 読みやすさ | 恐怖タイプ | 対象年齢 | 入門向け |
|---|---|---|---|---|---|
| いるの いないの | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 存在の恐怖・余韻型 | 小学生〜大人 | △ |
| おめん | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 心理・呪い型 | 小学生〜大人 | △ |
| かがみのなか | ★★★★☆ | ★★★★☆ | じわじわ心理型 | 小学生〜大人 | ◯ |
| 帰り道 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 日常ズレ型 | 小学校低学年〜 | ◯ |
| はこ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 静かな不安型 | 小学校低学年〜 | ◎ |
はじめて読むならどれ?タイプ別ガイド
怪談えほんシリーズは作品ごとに怖さのタイプが大きく異なります。以下を参考に選んでみてください。
- はじめての怪談えほんなら →『はこ』(テンポよく読める・怖さ控えめ)
- とにかく怖い体験をしたいなら →『いるのいないの』(シリーズ最強クラス)
- じわじわ系・心理ホラーが好きなら →『かがみのなか』or『おめん』
- 子どもと一緒に読みたいなら →『帰り道』(読みやすく怖さも適度)
- 大人がひとりで読むなら →『おめん』(人間の闇を描く問題作)
よくある質問
Q. 何歳から読める?
シリーズ全体の目安は小学校低学年〜大人です。ただし作品によって怖さの強度が異なります。入門には「帰り道」や「はこ」がおすすめ。強烈な余韻が特徴の「いるのいないの」は小学校高学年以上が向いています。



ぼくは小1で読んだけど、「はこ」と「帰り道」は自分で読めたよ!でも「いるのいないの」は夜は読めない…
Q. シリーズは何冊ある?
2026年現在、16冊以上が刊行されています。毎年夏を中心に新刊が発売されており、シリーズは今後も続く予定です。



毎年夏に新作が出るので、「今年の怪談えほんは何かな?」と探すのが夏の恒例行事になっています。
Q. どれから読み始めればいい?
はじめて読むなら「はこ」が最もおすすめです。文章が短くテンポよく読め、怖さも入門レベル。その後「帰り道」→「かがみのなか」→「いるのいないの」の順に進むと、怖さが段階的に上がっていきます。



ぼくも「はこ」から読み始めたよ!最初はそんなに怖くなかったけど、「いるのいないの」は本当に怖かった…
Q. 子どもが怖がりすぎないか心配です
怖さには個人差があります。怖がりの子には「帰り道」「はこ」などの比較的マイルドな作品から始め、様子を見ながら進めるのがおすすめです。いずれの作品も暴力的な描写はなく、「想像力を刺激する怖さ」が中心です。



息子は最初「帰り道」で少しドキドキしながら「もう1回!」と言っていました。怖がりな子でも、最初の1冊さえ選べば問題ないと思います。
Q. 夏以外にも読める?
もちろんです。怪談えほんシリーズは夏のイメージが強いですが、一年中楽しめます。特に秋〜冬の夜長に読むと、独特の余韻がより深く感じられておすすめです。
📝 まとめ:あなたが読むべき怪談えほんはどれ?
- とにかく怖いのを読みたい →『いるのいないの』
- 心の闇・呪いをテーマにした話が好き →『おめん』
- じわじわ系の心理ホラーが好き →『かがみのなか』
- 日常に潜む不気味さを味わいたい →『帰り道』
- 怪談絵本の入門として読みたい →『はこ』
怪談えほんシリーズは、想像力が怖さの鍵。絵と文章の「余白」に何を感じるかで、怖さはまったく変わります。大人と子どもが同じ本を読んで、それぞれ違う「こわい」を体験できる——そんな稀有なシリーズです。



読んだあとしばらく頭から離れない…それがまた読みたくなる理由だと思う!



夏の夜のお供に、ぜひ一冊手に取ってみてください。どれを読んでも「この怖さはクセになる」と感じるはずです。





