夏休みの読書感想文に向けて、2026年の課題図書を本屋さんで手に取ったのがきっかけでした。「コトバロボ」というタイトルが息子の目に留まり、「ロボットが出てくるの?」とワクワクしながら帰り道に袋を覗いていたのを覚えています。いざ読んでみると、ロボットだけじゃない深いテーマが待っていました。
パパ言葉の大切さをこんなふうに伝えられるんだと、パパも思わずはっとさせられました。



コトバロボ、ちょっとかわいそうだったけど、まこちゃんがんばってた!
『まこちゃんとコトバロボ』はどんな絵本?あらすじ紹介
主人公のまこちゃんは、言いたいことがうまく言葉にできなくて困っている女の子。そんなまこちゃんのもとにある日やってきたのが、言葉を助けてくれるロボット「コトバロボ」です。コトバロボはどんな気持ちも正確な言葉に変えてくれる便利な機械。最初はコトバロボに頼り切っていたまこちゃんですが、だんだんと「自分の言葉で伝えること」の意味に気づいていく……というお話です。
実際に読んでみた感想



コトバロボってなんでも言ってくれるの?すごい!ぼくもほしい!最初そう思ってたんだけど、読んでいったらなんか違うなって感じた。



そうだよね。コトバロボが全部しゃべってくれるから便利なんだけど、だんだん「それってまこちゃんの言葉じゃないよな」って気になってきたよね。パパもそこが面白かったな。



まこちゃんが友達にうまく話せなくてもじもじしてるとこ、なんかわかる気がした。ぼくも言いたいことが出てこないときあるし。



そのシーン、リアルだよね。村上しいこさんって、子どもの気持ちをすごく正確に書くんだよ。「言いたいのにうまく言えない」って、大人だってあることだし。コトバロボに代わりに言ってもらったとき、相手の顔がちょっと変わったの気づいた?



気づいた!なんか嬉しそうじゃなかった。ちゃんとまこちゃんが言わないと伝わらない感じがした。ロボットが言ってもだめなんだ、って。



そうそう、そこが核心なんだよね。たどたどしくても、自分の口から出た言葉のほうが相手に届く。まこちゃんが最後に自分で言えたシーン、読んでいてじーんとしたよ。繰り返し読みたくなる1冊だと思う。
- 「言葉にできない」子どもの気持ちをリアルに描いた共感力抜群のストーリー
- ロボットに頼ることの便利さと限界を、子ども目線でわかりやすく表現
- 自分の言葉で伝えることの大切さを、説教くさくなく自然に学べる
この絵本ならではの魅力
村上しいこさんの作品の特徴は、子どもが抱える「うまく言えないもどかしさ」を丁寧に掬い上げるところです。まこちゃんが口をもごもごさせながら言葉を探すシーンは、読み聞かせのときに自然とゆっくり読んでしまいます。そのテンポ感が子どもの共感を呼ぶのだと思います。
コトバロボのデザインも秀逸で、かわいらしいのに少しだけ無機質な印象があります。言葉を「正確に」届けるロボットと、言葉を「心から」伝えたいまこちゃんの対比が、絵の雰囲気からも伝わってきます。絵と文章が互いを補い合っていて、どちらが欠けても成立しないバランスの良さを感じました。
また、AIやロボットが身近になった現代の子どもたちにとって、コトバロボはとてもリアルな存在感を持っています。「機械が代わりにやってくれる」時代だからこそ、「自分でやることの意味」を問いかけるこの絵本のテーマは、2026年の課題図書に選ばれるべき必然性があると感じます。読書感想文のテーマとしても書きやすく、子ども自身の経験と結びつけやすいでしょう。
こんな子・こんな家庭におすすめ
- 小学校低学年(1〜3年生)の読み聞かせ・一人読みに
- 言いたいことをうまく伝えられないと悩んでいる子に
- 2026年夏休みの読書感想文テーマを探しているご家庭に
- AIやロボットに興味がある子どもと一緒に読みたい1冊
- 「言葉」「コミュニケーション」をテーマに親子で話し合いたいとき
- 「自分がうまく言えなかった経験」と結びつけて書くと書きやすい
- 「コトバロボがあったらどうしたい?」を入り口にすると意見が膨らむ
- まこちゃんが変わった場面を選んで「なぜ変わったか」を考えるのがポイント
まとめ:自分の言葉で伝えることの力を、親子で感じてほしい1冊
『まこちゃんとコトバロボ』は、便利さと大切なものを天秤にかけながら、「自分の言葉で伝える」ことの意味を優しく教えてくれる絵本です。2026年課題図書にふさわしい、読後に語り合いたくなる豊かなテーマが詰まっています。



ぼくもコトバロボなしで、ちゃんと自分で言えるようにしたい!



それを自分で言えたこと、もう十分伝わってるよ。読書感想文、一緒に考えようね。
書籍情報
| タイトル | 『まこちゃんとコトバロボ』 |
|---|---|
| 作 | 村上しいこ |
| 出版社 | 佼成出版社 |
| 推奨年齢 | 小学校低学年〜(6歳〜) |
| その他 | 2026年青少年読書感想文全国コンクール課題図書(低学年の部) |

