「グローグー、動くな」「ぶぅ」
マンダロリアンが必死に任務をこなそうとするのに、グローグーがマイペースにじゃまをする。ただそれだけなのに、ページをめくるたびに笑ってしまう。ジェフリー・ブラウンさんの『マンダロリアンとグローグー』は、そういう絵本です。
「ダース・ベイダーと息子」シリーズで知られるジェフリー・ブラウンさんが、今度はマンダロリアンとグローグーを描いた一冊。ゆるくてかわいい漫画スタイルで、ふたりの凸凹な日常が描かれています。スター・ウォーズを知っている大人ほど笑える、親子で楽しめる絵本です。
絵本の基本情報
| タイトル | STAR WARS マンダロリアンとグローグー |
| 作者 | ジェフリー・ブラウン(訳:とみながあきこ) |
| 出版社 | 実務教育出版 |
| 発売日 | 2025年1月20日 |
| 価格 | 1,870円(税込) |
| スタイル | ゆるかわ4コマ漫画形式 |
| 対象 | スター・ウォーズが好きな親子・3歳〜 |
どんな絵本?
ジェフリー・ブラウンさんといえば「ダース・ベイダーと息子」シリーズ。あのゆるかわな絵柄と、大人がクスッと笑えるユーモアがそのままマンダロリアンに引き継がれています。
マンダロリアン(ディン・ジャリン)は銀河系屈指の賞金稼ぎ。本来は無口で孤独なキャラクターのはずが、グローグーと行動をともにするようになってからはすっかり「振り回されるパパ」状態です。この絵本はそのギャップを存分に楽しめる構成になっています。
任務中なのにグローグーがフォースを使っていたずらしたり、食べ物を横取りしたり、眠ってしまったり。マンダロリアンの困り顔と、グローグーの無邪気な表情の対比が最高です。
パパこれ、完全に子育てあるあるですよね。真剣にやろうとしてるのに子どもに邪魔される感じ、毎日経験してます。
パパが読んで感じたこと
正直に言うと、息子より自分の方が楽しんでいます。スター・ウォーズを知っているからこそわかるネタがちりばめられていて、読むたびに「あーわかるわかる」とニヤニヤしてしまいます。
マンダロリアンがヘルメットを絶対に外さないこだわりを持っているのに、グローグーに引っ張られて困っているシーンとか。本編を見ていればより深く楽しめるネタが随所に散りばめられています。



ぐろぐー!ぐろぐー!(グローグーのページで毎回テンション爆上がり)



息子はグローグーの耳が好きみたいで、ページをペタペタ触ってきます。絵が大きくてシンプルなので、小さい子でも楽しめる作りになってます。
絵のタッチはジェフリー・ブラウンさん独特の「ゆるかわ」スタイル。精密なスター・ウォーズのデザインをあえてシンプルに崩して描くことで、ファンが見るとなんとも言えないおかしさがあります。子どもにとっては「かわいいキャラクター」として、大人にとっては「あのマンダロリアンがこんな顔に!」という二重の楽しみ方ができます。
『マンダロリアンとグローグー』3つの魅力
① 親子で「違う楽しみ方」ができる
子どもはグローグーのかわいさを楽しみ、大人はスター・ウォーズネタを楽しむ。同じページを見ていても笑うポイントが違う、というのがこの絵本の最大の魅力です。「ダース・ベイダーと息子」シリーズで証明されたこの構造が、マンダロリアンとグローグーでも完璧に機能しています。
② 「保護者と子ども」の関係に共感できる
マンダロリアンとグローグーの関係は、血のつながりはないけれど確かな絆がある「疑似親子」です。任務中でも目が離せない、振り回されてばかりなのに憎めない。子育て中の親なら「これうちのことだ」と思うシーンが必ずあります。
特にパパ読者にはぶっ刺さる一冊で、「格好いいはずの自分が子どもに翻弄される」という普遍的なおかしさが詰まっています。
③ 短くて何度でも読める
漫画形式なのでテンポよく読み進められます。1ページ完結なので、途中で飽きることなく最後まで読めるのも小さい子どもとの読み聞かせにぴったりです。寝る前の読み聞かせで「もう1回!」となりやすい構造になっています。



もっかい!もっかい!



「もっかい」が止まらないのは困るんですが、それだけ気に入ってくれてるということなので…まあいいか。
こんな人におすすめ
- スター・ウォーズが好きなパパ・ママ
- 「ダース・ベイダーと息子」シリーズが好きな人
- グローグー(ベイビー・ヨーダ)が好きな子ども
- 子どもにスター・ウォーズを布教したいパパ
- スター・ウォーズファンへのプレゼントを探している人
おすすめの読み聞かせ年齢
3歳〜が目安ですが、スター・ウォーズを知っている親が一緒に読めば2歳からでも楽しめます。グローグーの丸くてかわいい見た目は、小さい子どもでも直感的に「かわいい!」と反応してくれます。
本編(ドラマ「マンダロリアン」)を親が見ていれば見ているほど笑えるネタが増えるので、パパママがスター・ウォーズファンであることが最大の楽しみ方の条件かもしれません。子どもが大きくなってから本編を見せて「あの絵本の二人だ!」と気づく瞬間を楽しみにしながら読むのもいいですね。
まとめ
『マンダロリアンとグローグー』は、子どもにはかわいく・大人にはツボにはまる、二度おいしい絵本です。ジェフリー・ブラウンさんが「ダース・ベイダーと息子」で確立したスタイルが、マンダロリアンとグローグーという最高の組み合わせで蘇りました。
スター・ウォーズが好きなパパ・ママなら間違いなく刺さります。子どもと一緒に笑いながら読める絵本を探しているなら、ぜひ手に取ってみてください。
