羽尻利門さんが描く『しゅっぱつ でんしゃの うんてんし』は、電車好きの子どもが“運転士になりきれる”大人気の職業絵本です。 本物の運転士のように点検・出発・停車・安全確認が描かれ、緊張感と達成感をリアルに体験できます。 3〜5歳に特におすすめの、読み聞かせにもぴったりの一冊です。
📖 この絵本との出会い
電車が大好きな7歳の息子が図書館で見つけたのがこの絵本でした。 表紙の運転士の姿に「ぼくも運転士になりたい!」と大興奮。 ページを開くと、制服・点検・信号確認・停車操作など、まるで本物さながらの描写に親子で引き込まれました。 「どうやって電車を走らせているの?」という疑問にも応えてくれる、職業絵本としての完成度の高さに驚きました。
📚 こんな場面におすすめ
- 🚆 電車・新幹線が大好きな子に
- 👦 なりきり遊びが好きな幼児に
- 📚 職業絵本を探している家庭・園や学校に
- ⏱ 集中して読む練習にぴったりな1冊
📘 絵本の内容
主人公の「ぼく」は今日から電車の運転士。 制服を着て、帽子をかぶり、鏡の前でキリッと気合を入れます。 時計を確認し、忘れ物がないかチェックして駅へ向かいます。
駅に着くと、今日運転する電車の車体チェック・ブレーキ確認・安全点検を丁寧に行います。 すべて準備が整ったら、いよいよ出発。
「しゅっぱつ、しんこう!」 主人公は信号・標識・踏切などを慎重に確認しながら、乗客の安全を守って走ります。
急ブレーキを防ぐためのスピード調整、停車位置の微調整、アナウンスのタイミングなど、運転士の“仕事の緊張感”と“責任感”がリアルに伝わります。
そして無事に終点に到着したときの、やりきった達成感が読者にも伝わるつくりになっています。
電車好きの子はもちろん、職業への興味を広げたい子にもぴったりの内容です。

「本物の運転士の仕事を正確に描いた、完成度の高い職業絵本。」
点検や信号確認、停車操作など、細かい描写が本格的で驚きました。 作業がわかりやすく、息子が「ここでブレーキするの?」と聞きながら読んでいて、読みながら学べる絵本だと感じました。

「ぼくも運転士になった気分!電車がほんとうにうごいてるみたいだった!」
点検の場面が好きで、「よし、OK!」ってまねしながら読んだよ。 「出発進行!」のところは声に出して読むともっと楽しい!
⭐ 絵本レビュー評価(5段階)
| リアルさ | ★★★★★ |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 電車好きの満足度 | ★★★★★ |
| ストーリー性 | ★★★★☆ |
| 職業理解 | ★★★★★ |
🔍 まとめ
『しゅっぱつ でんしゃの うんてんし』は、電車好きの子どもに絶対読んでほしい絵本です。 運転士の視点で描かれる1日は、緊張・責任・達成感が自然と伝わり、読後は「すごい仕事だな」と親子で実感できます。
本格的な描写がありつつ、小さな子でも読むのが難しくない構成。 夢中でなりきれる“体験型の職業絵本”として、読み聞かせにも自読にもおすすめです。
📝 絵本データ
- 作品名:しゅっぱつ でんしゃの うんてんし
- 作者:羽尻 利門
- ページ数:32ページ
- ジャンル:職業絵本/電車・乗り物絵本



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