「逃げちゃダメ」って、本当にそう?
ヨシタケシンスケさんの『にげてさがして』は、ひどいことをされたとき、自分を守るために”逃げる勇気”を教えてくれる一冊です。逃げることは負けじゃない——新しい居場所を探すための大切な一歩。今だからこそ親子で読みたい絵本です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | にげてさがして |
| 作者 | ヨシタケシンスケ |
| 出版社 | 赤ちゃんとママ社 |
| 対象年齢 | 4歳〜大人 |
| ページ数 | 32ページ |
あらすじ(ネタバレなし)
世の中には、いろんな人がいます。やさしい人もいれば、想像力が足りなくて人を傷つけてしまう人も。そんなひどい人に出会ったとき、どうすればいいのか——この絵本は、はっきりと答えてくれます。
「にげていい。」そのシンプルな言葉が、子どもにも大人にも刺さります。逃げることは弱さではなく、自分を守るための行動。逃げた先には、きっと「いい場所」と「いい人」が待っているというメッセージが、絵本全体を通してやさしく伝わってきます。
ヨシタケシンスケならではのユーモラスなイラストと、子どもが理解しやすい言葉で、「逃げることの大切さ」を自然に伝えてくれる一冊です。いじめや人間関係に悩む子どもだけでなく、疲れた大人にも響く内容になっています。
ぼく「にげていい」って絵本に書いてあったよ!じゃあ嫌なことがあったらにげていいんだ!



そうだよ。逃げるのは弱いことじゃなくて、自分を大切にすること。どこかに必ず安心できる場所があるから、一人で抱え込まないでね。
パパ目線の感想・体験談
このタイトルを図書館で見たとき、少しドキッとしました。「にげてさがして」——どこか切実な響きがあって、手に取らずにはいられませんでした。
息子と一緒に読み進めながら、何度もうなずいてしまいました。特に「想像力が足りない人に傷つけられたとき」という表現が印象的で、子どもに「ひどいことをする人がいても、それはあなたのせいじゃない」ということを伝えてくれるのが親としてとても助かります。
幼稚園や学校に上がると、友達関係のトラブルが出てきます。「我慢しなさい」「逃げちゃダメ」と言いがちですが、この絵本を読んで考えが変わりました。子どもの哲学的思考を刺激しながら、自分を守ることの大切さを教えてくれるヨシタケ作品の真骨頂です。
こんな子におすすめ
- 学校や友達関係で悩み始めた子
- 「がまんしなさい」と言われがちな子
- 自分の気持ちをうまく表現できない子
- 親子で”逃げること”について話したいとき
- 大人自身が背中を押してもらいたいとき
読み聞かせのポイント
この絵本は、読み聞かせの後に「あなたはどう思う?」と子どもに問いかけるのが効果的です。「逃げることって悪いこと?」「嫌なことがあったら誰に言える?」という会話のきっかけになります。
「にげていい」のメッセージは力強いので、あえてゆっくり、しっかりと読んであげてください。子どもの心に刻み込まれる言葉になるはずです。読み終わったら「パパ・ママも嫌なことがあったら逃げていいと思うよ」と添えると、より子どもに伝わります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 何歳から読めますか?
4歳頃から読めますが、内容をしっかり理解して自分ごととして捉えられるのは5〜6歳以降が多いです。大人が読んでも深く刺さる内容なので、幅広い年齢で楽しめます。
Q2. いじめ対策として使えますか?
はい、非常に有効です。「逃げることは弱くない」というメッセージは、いじめや人間関係で悩む子どもに勇気を与えます。学校や保育園でも読み聞かせで使われることがあります。
Q3. 他のヨシタケ作品と比べてどうですか?
ヨシタケシンスケ作品の中でも、メッセージ性が強い一冊です。「りんごかもしれない」などのファンタジー系とは少し違い、より実生活に直結したテーマを扱っています。子どもへのプレゼントにも選ばれやすい作品です。
まとめ
『にげてさがして』は、逃げることを肯定し、自分を守る勇気を育ててくれるヨシタケシンスケの傑作です。子どもの哲学的思考を刺激しながら、「いい場所」「いい人」を探し続けることの大切さを伝えてくれます。
プレゼントにも最適で、子どもへはもちろん、疲れた大人へのギフトにも喜ばれます。ぜひ親子で手に取ってみてください。



「逃げていい」という言葉を、子どもが小さいうちから知っておくことは本当に大切だと思います。この絵本は我が家の本棚に必ず置いておきたい一冊になりました。
